基本に立ち返る

2012年 1月 25日

第3回「再臨待望聖会」が近づいてきた。日々、霊的緊張感が増してきている。

東日本大震災以降、日本は変わった。明治以降の日本の歴史が「戦前」と「戦後」に分けて論じられるように、今の日本も「震災前」と「震災後」という 線引きをして語らなければならない状況にある。政治、経済、教育などあらゆる分野において、日本は早急に変化することを求められている。それは、信仰の世界においても同じである。

大震災以降、神を信じることの意味を問う声が増えてきたように思う。西洋の神学には、ある盲点がある。それは、「苦難の意味の喪失」である。それは恐らく、物質主義や成功哲学の影響を受けた結果起こっている現象だと思われる。しかし、苦難は神の計画の一部である。苦難や試練は、私たちの品性を練り、私たちを完成へと導く力となる。試練の中での霊的覚醒(目覚め)は、神の特別な祝福である。

 

今、私たちに最も必要なのは希望である。神の視点からは、絶望的な状況など存在しない。ただ人間が、自分を取り巻く状況を見て絶望するだけである。目先のものにとらわれると、全体像が見えなくなる。パウロは、ロマ15:4でこう書いている。

「昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです」

この真理は、2000年前も今も、変わらない。かつて書かれたことは、私たちを導くためのものである。私たちは、聖書から忍耐と慰めを得ることがで きる。過去の聖徒たちが忍耐を通して祝福を得たことを学び、そこから慰めを受ける。アブラハムの信仰、イサクの献身、ヤコブの熱心、ヨセフの忍耐を見よ。 彼らは、忍耐を通して約束のものを手に入れた人たちである。

希望は、自分で努力して作るものではない。希望がその程度のものなら、いつか必ずそれは破たんする。聖書の中にこそ、消えることのない希望がある。「基本に立ち返る」とは、聖書に立ち返ることである。

 

第3回「再臨待望聖会」は、時代の転換点にあって開催されようとしている。「未来によきことが待っている」。このことを宣言し、希望を告白するために、ともに集おうではないか。

 

感謝。

中川健一

追記

(1)『日本人に贈る聖書ものがたり』が文庫本として出版されています。『族長たちの巻』はすでにⅠとⅡの2冊になって、出版されています。間もなく、『契約の民の巻』がⅢとⅣの2冊になって発売されます。4月末には、『メシアの 巻』がⅤとⅥとして、『諸国民の巻』がⅦとⅧとして出版される予定です。一般書店でも、好評です。この文庫本8冊のためにお祈りください。

(2)「メッセージ・ステーション」は、新年度に入っても好調です。毎日、1,200件前後のメッセージのダウンロードがあります(41ヶ国から)。

(3)名古屋での聖書塾(第11期、4月開講)の申し込みを受け付けています。

(4)フルクテンバウム・セミナーが、4月末から5月にかけて、予定されています。今年のテーマは、「聖書が教える死後の世界」です。ぜひご参加ください。

(5)東京定例会での講解メッセージは、ロマ書が2月末で終了する予定です。3月から「メシアの生涯」のシリーズに入ります。

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